風邪を引いたのでGPに行ってきたよ。

オーストラリアでは身体に何か不調があるとまず総合診療医 (GP: General Practitioner) の診断を受けた上で必要な場合に専門医 (Specialist) なり病院 (Hospital) を紹介してもらうようだ。
それに従い住んでいる場所から一番近い日本語通訳士のいる GP を探して受診してきた。
結論から言うとインフルエンザBに感染していた

今さらながら渡豪準備をしていた時に「オーストラリアは今冬だからインフルエンザに感染する可能性がある」という発想がなかったことに自分でもびっくりしている。僕の所属していた会社は関東ITソフトウェア健康保険組合に加入していたのでインフルエンザの予防接種についても補助があり、会社負担で予防接種は受けていた。が、半年以上開きがあるので効力は失われていたようだ。

診断の様子

受診の様子も記載しておくと、待ちたくなかったので朝一で上記 GP の日本語対応窓口に電話して午前の予約を取り付け、加入している海外旅行保険の契約証を持って訪問した。受付も日本人がいるので全て日本語でやり取りし、必要な書類を2枚書いて呼ばれるのを待っていた。
医師自ら待合室に呼びにきて一緒に診察室に行くのだが、医師は日本語話者ではないので日本語通訳士を含めた3人での診察となる。

数日間ひたすら寝ていて英語を聞いていなかったからなのか頭痛のためなのかはわからないが、とにかく頭が全然回らないので英語は全く頭に入ってこなかった。通訳士が日本語で質問したことに淡々と答えて、インフルエンザの検査をしてその場で診断書 (Medical Certificate) と薬をいくつか貰い、薬の説明を受けて受付を介さずそのまま帰宅という流れだった。
全て保険でカバーされるため支払いは一切なかった。薬は写真の通り市販薬のような箱に入っていて箱に日本語の説明シールが貼られていた。



所感

日本でも医療機関にかかることなど滅多になかったのでまさか渡豪1ヶ月で保険を使うことになるとは思っていなかった。手洗いうがいなどはきちんとしていたけれど感染する時はするわけで良い経験ができたと前向きに捉えている。次からはもっと気軽に受診できると思う。

Cheers


あとがき

インフルエンザと診断されるまで少し苦労があったので備忘録として細かく残しておきたいと思う。

アパートに引越したその週 (月曜日に入居した) はずっと体調が優れなかったのだが、特に木曜日の夜の感じから翌日は学校に行かない方が良いだろうと思い目覚ましをセットせずに早めに就寝した。
案の定金曜日はより悪化していて寒気が酷かったので出来うる限り温かくしてたくさん汗をかいて水分をこまめに補給して一日中寝ていた。その頃からこれはもしかしたらインフルエンザなのでは...?という予感がしていたのだが、気付くのが遅くて不運にも土日を迎えてしまった。土日はどちらも予定があったのだが泣く泣くキャンセルした。

金曜日の夜から土曜日の夜にかけてが一番酷くてナーバスになっていたと思う。日曜日は随分マシになったけど起き上がると頭痛が酷かったのでベッドからは出られなかった。が、食料品を買う必要があった (金土は作り置きでしのいでいたが食欲がなくてあまり食べていなかった) ので一度スーパーマーケットに行ってスポーツドリンクや果物を購入した。

ちなみにベッドルームは4人部屋なので移したら申し訳ないなと思いつつもどうしようもないのでこういう時ルームシェアは大変だなと思った。マスクは花粉症用のだけど沢山持っていた (寒がりな人がいるようで夜通し暖房がついているので乾燥対策で購入していた) ので常にしていた。その後も誰も寝込んでいないのでそれに関してはホッとしている。

月曜日の午前中に上述の通り GP に行き、インフルエンザの検査を受けるもただの風邪と診断され、薬を貰い次回の予約を木曜日に取り付けられて帰宅した。薬は用法用量を守りなくなるまできちんと服用した。
医師からは翌日から学校に行って良いと言われていたし火曜日の朝の時点で熱はなく症状としては頭痛と鼻水だけになっていたので、行った。水曜日には更に良くなり、木曜日時点では快調だった。

木曜日の放課後に GP に行き受付を済ませて待ち前回同様通訳士と共に診察室に入ると突然医師に月曜日にインフルエンザ検査した時のキットを示されて釈明を受けた。言い分としては僕が受診した時点でピークを過ぎていてインフルエンザの反応がとても弱まっており、検査キットに反応が現れるのに通常よりも時間がかかったようだ。
今さらそれを言われてもどうしようもなくて僕は火曜日に学校にも行ったし既に全回復しているので診断書を書き直してもらって帰宅した。

予防接種の効果が多少あったかもしれないけれど、初めてインフルエンザに自力で打ち勝ったのだなと小さくガッツポーズしたのはここだけの話 ( `◡͐´ )✧

診断書のビフォー・アフターがこちら。